社交不安障害(SAD)

「人の視線が怖い」という不安から、あなたらしい社会生活へ。

社交不安障害(SAD) とは

人前での強い不安や恐怖によって日常生活に支障をきたす疾患です。対人緊張が高く、「何か失敗するのではないか」「変な人に思われるのではないか」という自信のなさがベースにあります。赤面恐怖、対人恐怖、視線恐怖などもこれに含まれます。

当院のサポート・目指すゴール

不安を消すのではなく「不安を乗りこなす」ことが治療の目標です。お薬(安定剤やSSRI/SNRI)がよく効くため、薬物療法をベースに、認知行動療法などの精神療法的アプローチも併用します。漢方薬も選択可能です。最終的には薬なしで笑顔で卒業できることを目指します。
#当日予約可 #当日診断書発行可 #土日祝診療

このような症状は
ありませんか?

  • 人前で話すと極度に緊張し、顔が赤くなったり震えたりする
  • 他人の視線が気になり、外出や人と会うのが怖い
  • 会議やプレゼンの前に動悸・発汗・吐き気がある
  • 人と食事をする場面で緊張してしまう
  • 電話をかけるのが怖い、人に話しかけられない
  • 仕事や学校を休みがちになってしまう
一つでも当てはまる場合は、お早めにご相談ください。早期の対応が回復への近道です。

専門医による社交不安障害(SAD)の解説

社交不安障害って?〜対人緊張の高い人

社交不安障害(Social Anxiety Disorder、SAD)は、対人緊張の高い人のことを言います。人と話す時に上がったり、発表が苦手だったり、注目されるのが苦手だったりします。

ベースは「何か失敗するのではないか」「変な人に思われるのではないか」という自信のなさです。

赤面恐怖、対人恐怖、視線恐怖などもこれに含まれます。

こんな症状はありませんか?

単なる「恥ずかしがり屋」や「あがり症」とは異なり、不安が強すぎて日常生活に支障をきたすのが社交不安障害の特徴です。

社交不安障害の原因

社交不安障害の原因は完全には解明されていませんが、脳内の不安を調整する神経伝達物質(セロトニンなど)のバランスの乱れや、遺伝的要因、過去のトラウマ体験(いじめ、叱責など)が関係していると考えられています。

治療できるの?〜不安を乗りこなす

できます。

できますが、まず、「不安を消そう」「不安をなくそう」と考えるのはやめましょう。

不安は私たち人間が生きていく上で必要な感情だからです。

不安になるのは構いません。不安になりすぎるのが良くないのです。不安になることに不安になるのはやめましょう。

治療は「不安を乗りこなすこと」です。

当院の治療方針

治療には一般的に安定剤(抗不安薬)やSSRIまたはSNRIという抗うつ薬を使用します。

不安障害にはお薬がよく効くため、当院ではお薬の治療をベースにおすすめしています。

もちろん、漢方薬も使用できます。柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)や半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などが不安症状に有効です。

精神療法的なアプローチ(認知行動療法など)も併用可能です。

放置すると起こりうるリスク

社交不安障害を放置すると、以下のようなリスクがあります:

「気の持ちよう」では解決しません。適切な治療によって確実に改善できる疾患です。

当院の診断アプローチ

どのような対人場面で不安が強まるか、回避行動の有無、日常生活への影響などを詳しく伺います。必要に応じて、他の精神疾患との鑑別診断も行い、総合的に判断します。

「笑顔での卒業」
に向けた治療方針

当院では、スタンダード(標準)なガイドラインに基づいた治療を誠実に提供し、
最終的な卒業(終診)を見据えたサポートを行います。

まずはあなたの不安を否定せず、共感することから始めます。社交不安障害のメカニズムを理解し、「性格の問題」ではなく治療可能な疾患であることを認識します。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗不安薬を用いながら、考え方のクセを見直す認知行動療法を組み合わせます。漢方薬も選択可能です。
無理のないペースで徐々に対人場面に慣れていきます。再発防止のため、ストレス対処法を身につけながら、笑顔で卒業できることを目指します。

よくあるご質問

一生薬を飲み続けなければいけませんか?

症状が安定し、対人場面での不安が軽減したら、徐々に減薬していきます。多くの方が最終的には薬なしで生活できるようになります。再発予防のため、ストレス対処法を身につけることも重要です。

個人差はありますが、薬物療法の効果は2~4週間程度で現れ始めます。認知行動療法と組み合わせることで、3~6ヶ月程度で日常生活の困りごとが軽減されることが多いです。

いきなり苦手な場面に挑戦する必要はありません。まずは薬物療法で不安を軽減し、安心できる状態を作ってから、少しずつできる範囲で練習していきます。無理のないペースで進めることが大切です。

社交不安障害の治療薬は、過剰な不安を和らげるものであり、性格そのものを変えるものではありません。本来の自分らしさを取り戻すための手助けとなります。

あがり症は誰にでもある一時的な緊張ですが、社交不安障害は日常生活に支障をきたすほど強く持続的な不安を伴う疾患です。対人場面を避け続けることで、仕事や学業に影響が出ている場合は治療が必要です。

監修・執筆者情報

患者さまの良き理解者として
自然な笑顔を取り戻すために

院長 桑江 靖(くわえ やすし)

琉球大学医学部卒
日本精神神経学会所属 / コンサータ・ビバンセ登録医 / 荖原病院 連携医療機関 / 東京医療センター 登録医 / 厚生中央病院 登録医
平成3年6月より成人から老年までの精神疾患の診断治療の研鑽を積み
2017年大岡山メンタルクリニック開業。

院長 桑江 靖(くわえ やすし)