不眠症

「眠れない夜」から、安心して眠れる毎日へ。

不眠症 とは

眠れなくて仕事や日常の活動に支障が出るもの、と定義しましょう。逆に、眠れなくても問題なく仕事ができるのであれば不眠とは言いません。寝つきが悪い(入眠困難)、夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)、朝早く目覚めてしまう(早朝覚醒)、ぐっすり眠れた感じがしない(熟眠困難)の4つのタイプがあります。

当院のサポート・目指すゴール

良質な睡眠を取り戻し、日中のパフォーマンスを回復することが目標です。『依存性』を知り尽くした精神科医が、薬に依存させず卒業させる治療を行います。漢方薬、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬なども活用し、最終的には薬に頼らず眠れる状態を目指します。
#当日予約可 #当日診断書発行可 #土日祝診療

このような症状は
ありませんか?

  • 布団に入っても30分以上寝付けない
  • 夜中に何度も目が覚めてしまう
  • 朝早く目覚めてしまい、その後眠れない
  • 睡眠時間は取れているのに、疲れが取れない・熟睡感がない
  • 日中の眠気や集中力低下で仕事や学業に支障が出ている
  • 睡眠のことを考えると不安になる
一つでも当てはまる場合は、お早めにご相談ください。早期の対応が回復への近道です。

専門医による不眠症の解説

不眠とは?〜本当に治療が必要な不眠とは

不眠とは、単に「眠れない」だけではありません。眠れなくて仕事や日常の活動に支障が出るものを、治療が必要な不眠と定義します。

逆に、睡眠時間が短くても問題なく仕事ができる、日中の活動に影響がないのであれば、それは体質的なものであり、必ずしも不眠症とは言いません。大切なのは「睡眠時間の長さ」ではなく、「日中のパフォーマンスに支障が出ているか」です。

不眠にもいろいろあります〜4つのタイプ

①入眠困難

寝付きが悪いタイプです。布団に入っても30分以上眠れない、考え事が止まらないなど。ストレスや不安が強い場合に起こりやすい不眠です。

②中途覚醒

夜中に目が覚めるタイプです。その後、すぐに再入眠できるのであれば問題となりません。

何度も目が覚めて寝た気がしない、中途覚醒後はほとんど眠れない、といった場合が治療の対象となります。アルコールの摂取や身体疾患が原因となることもあります。

③早朝覚醒

定義は、いつも目覚める時間よりも2時間以上早く目が覚め、その後眠れないことです。

うつ病の典型的な症状と言われます。早朝覚醒が続く場合は、単なる不眠ではなく、うつ病の可能性も考慮して診察を行います。

④熟眠困難

眠りが浅い状態です。眠りの質が悪いとも言います。朝起きても寝た気がしない、朝から疲れているなどと訴えられる方が多いです。

夢が多いのも特徴です。睡眠時無呼吸症候群などの身体疾患が隠れていることもあるため、丁寧な問診が必要です。

『不眠の治療=お薬による治療』ではありません

不眠の治療はお薬だけで成り立つ訳ではありません。睡眠は1日の総まとめであり、そのときだけ対処しても解決しないこともあります。

当院では不眠で治療される場合、患者様1人1人に合わせたアドバイスを行っていきます。生活習慣の見直し、ストレス要因の軽減、睡眠環境の改善など、多角的なアプローチを大切にしています。

睡眠薬の依存性について知っておいてほしいこと

睡眠薬に依存性はあります!

眠れないからと言って、効果の強い薬を処方され続けている患者様をよく見ます。ゾルピデム、エチゾラム、トリアゾラムなど、漫然と飲んでいませんか?

これらは私たち精神科医が処方する薬の中で、依存性最強の薬です。反面、効果が強いのも事実です。依存性の強い薬を漫然と続けると、本当に薬で頭がいっぱいになります。

この場合、医者が依存症を作っているということであり、困ったものです。

ブラックアウトという副作用の危険性

また、これら効果の強い薬はブラックアウトという副作用も起こしやすいです。知らない間に何か食べていた、知り合いにメールや電話をしていた、そんなことはありませんか?

中には知らない間に車を運転したりする人もおり、大変危険です。このような副作用が出ているにも関わらず、依存している人は薬を中止/変更しようとしません。

依存の怖さです。

当院の方針

当院では、依存性の少ない薬剤を選択し、必要最小限の使用を心がけています。また、減薬・中止のタイミングも一緒に考え、最終的には薬なしで眠れる状態(卒業)を目指します。

漢方薬という選択肢

漢方薬もあるって本当?

あります。他院にかかっていても構いませんので、まずご相談ください。

漢方薬は依存性の心配が少なく、体質や症状に合わせて選択することができます。特に不眠症に対しては、複数の漢方薬が効果を示すことがわかっています。

例えば、不安が強く寝付けない方には「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」、イライラして眠れない方には「抑肝散(よくかんさん)」、体力が低下している方には「加味帰脾湯(かみきひとう)」など、その方の体質や症状に応じた処方を行います。

1人1人、合う薬は異なるため、信頼のできる医者から処方してもらうことが重要です。

ただただ薬をくれる医者は信頼できない医者と考えて良いでしょう。

「笑顔での卒業」
に向けた治療方針

当院では、スタンダード(標準)なガイドラインに基づいた治療を誠実に提供し、
最終的な卒業(終診)を見据えたサポートを行います。

まずは睡眠環境の改善、就寝前の習慣、カフェイン・アルコールの見直しなど、薬に頼らない方法を一緒に考えます。
睡眠導入剤や抗不安薬など、あなたの症状に合わせた標準的な薬物療法を提案します。依存性の少ない薬剤を選択し、必要最小限の使用を心がけます。漢方薬という選択肢もありますので、ご希望の方はご相談ください。
睡眠リズムが整い、症状が安定したら、徐々に薬を減らし、最終的には薬なしで眠れる状態を目指します。

よくあるご質問

どのくらいの期間治療が必要ですか?

症状の程度や原因により異なりますが、一般的には数週間から数ヶ月程度です。当院では「卒業(終診)」を目指し、症状が改善したら徐々に薬を減らしていく方針です。

現在使用されている睡眠薬の多くは、適切に使用すれば依存性のリスクは低いとされています。当院では患者さまの状態に応じて、依存性の少ない薬を選択し、必要最小限の処方を心がけています。

ストレス、不安、うつ病などの精神疾患、身体疾患(痛み、呼吸障害など)、生活習慣(カフェイン、不規則な生活)など、原因は多岐にわたります。当院では、問診を通じて原因を特定し、それに応じた治療を提案します。

多くの場合、適切な治療を始めて数日〜1週間程度で睡眠の改善を実感できます。ただし、根本的な原因の治療や生活習慣の改善には数週間〜数ヶ月かかることもあります。

アルコールは一時的に寝付きを良くしますが、睡眠の質を低下させ、中途覚醒や早朝覚醒の原因になります。また、依存のリスクもあるため、睡眠のためのアルコール使用はお勧めしません。

市販薬は一時的な対症療法であり、慢性的な不眠には効果が限定的です。医療機関では、より効果的な処方薬や、根本的な原因(ストレス、うつ、不安など)へのアプローチが可能です。

監修・執筆者情報

患者さまの良き理解者として
自然な笑顔を取り戻すために

院長 桑江 靖(くわえ やすし)

琉球大学医学部卒
日本精神神経学会所属 / コンサータ・ビバンセ登録医 / 荖原病院 連携医療機関 / 東京医療センター 登録医 / 厚生中央病院 登録医
平成3年6月より成人から老年までの精神疾患の診断治療の研鑽を積み
2017年大岡山メンタルクリニック開業。

院長 桑江 靖(くわえ やすし)