脅すことではありません(それは脅迫です)。
精神科領域では、強迫とは以下の2つのことを指します。
無意味で不合理と思える考えが、意思に反して何度も反芻する状態です。
自分でバカげていると自覚しながらも、何度も行ってしまう行為です。
上記の強迫観念、強迫行為を来す状態を言います。
強迫観念(不安)を打ち消すために、強迫行為を繰り返すことが特徴的です。
強迫性障害の原因は完全には解明されていませんが、脳内の神経伝達物質(セロトニン)のバランスの乱れや、遺伝的要因、ストレスや環境要因が関係していると考えられています。完璧主義的な性格や不安になりやすい気質の方に多い傾向があります。
脳の特定の部位(前頭前野、基底核など)の機能異常により、不安を適切にコントロールできなくなります。強迫観念が生じると、それを打ち消すために強迫行為を繰り返すという悪循環に陥ります。
強迫性障害も不安をベースとしており、不安障害と同様に治療可能です。
やはり、ベースはお薬での治療をお勧めします。
治療には不安障害と同様、安定剤やSSRIという抗うつ薬を使用します。
漢方薬も使用できますが、効果は部分的であり、しっかりとした薬物治療が必要です。
薬物治療を行いながら、精神療法的なアプローチを行うことが重要とされています。
当院では、「誠実・スタンダード・卒業」の理念に基づき、標準的なガイドラインに沿った治療を提供します。
薬物療法を軸としながら、認知行動療法(曝露反応妨害法)などの精神療法を組み合わせ、症状のコントロールと最終的な卒業(終診)を目指します。
強迫性障害を放置すると、以下のようなリスクがあります:
「性格だから仕方ない」と諦めないでください。適切な治療によって症状をコントロールし、自分らしい生活を取り戻すことができます。
当院では、スタンダード(標準)なガイドラインに基づいた治療を誠実に提供し、
最終的な卒業(終診)を見据えたサポートを行います。
薬物療法は強迫性障害の治療において有効ですが、認知行動療法との組み合わせがより効果的です。症状が軽度の場合や、本人の希望により、精神療法を中心とした治療も可能です。当院では患者さまの状態やご希望に応じて、最適な治療法を提案します。
ご家族の理解とサポートは治療において重要です。強迫行為を無理に止めさせようとせず、本人の苦しみを理解し、治療に協力的な姿勢が大切です。また、ご家族自身のストレスケアも重要です。当院では必要に応じて家族相談も行っています。
強迫行為を止めると、一時的に不安が強まることがありますが、それは治療の過程で正常な反応です。認知行動療法の一つである「曝露反応妨害法」では、段階的に強迫行為を減らしていくことで、不安に慣れていくことを目指します。医師の指導のもと、無理のないペースで進めていきます。
症状の程度や個人差によりますが、薬物療法の効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかることがあります。認知行動療法と組み合わせることで、より効果的な治療が期待できます。当院では定期的な診察により、症状の改善を丁寧にサポートします。
強迫性障害(OCD)は、繰り返し浮かぶ不安な考え(強迫観念)とそれを打ち消すための行動(強迫行為)が特徴の精神疾患です。自分でも不合理だとわかっていても、止められないのが特徴です。適切な治療により症状のコントロールが可能です。
琉球大学医学部卒
日本精神神経学会所属 / コンサータ・ビバンセ登録医 / 荖原病院 連携医療機関 / 東京医療センター 登録医 / 厚生中央病院 登録医
平成3年6月より成人から老年までの精神疾患の診断治療の研鑽を積み
2017年大岡山メンタルクリニック開業。