うつ病

「何もできない自分」から、笑顔で過ごせる日々へ。

うつ病 とは

気分の落ち込み、意欲の低下、興味・喜びの喪失などが2週間以上続く状態。「うつ病」は脳のレベルの病気であり、「うつ状態」は心のレベルの病気・状態です。若い人はうつ状態にはなってもうつ病にはなりににくく、適応障害などでもうつ状態は出現します。

当院のサポート・目指すゴール

うつ(=うつ状態)は必ず治ります。休養・薬・環境調整の3つの柱で治療を進め、患者様一人一人に応じた指導を行います。最終的には再発を防ぎ、笑顔で卒業(終診)できることを目指します。
#当日予約可 #当日診断書発行可 #土日祝診療

このような症状は
ありませんか?

  • 気分が沈み、何をしても楽しくない・興味が持てない
  • 食欲がない、または過食になっている
  • 眠れない、または寝すぎてしまう
  • 疲れやすく、体が重くて動けない
  • 自分を責めてしまう、生きている価値がないと感じる
  • 集中力・判断力が低下し、仕事や家事ができない
一つでも当てはまる場合は、お早めにご相談ください。早期の対応が回復への近道です。

専門医によるうつ病の解説

「うつ」って何?〜よくある誤解を解きます

「うつ」「デプ」など、最近では一般的に使用する単語になりましたね。ただ、『精神的な不調=うつ』ではありません。

ここでは当院で診ている「うつ」に関して説明します。以下では、『うつ』=『うつ状態』と考えてもらって結構です。『うつ病』とは使い分けます。

重要な使い分け

うつ病
→ 脳のレベルの病気

うつ(うつ状態)
→ 心のレベルの病気、状態

とざっくり考えてもらって良いです。

うつ(=うつ状態)になるのはうつ病だけ?

答え:違います。

逆に言えば、うつ病でなくてもうつ(=うつ状態)にはなります。ここで、『うつ病』と『うつ(=うつ状態)』は厳格に使い分けています。

適応障害、不安障害、恐怖症性障害、PTSDなどではうつ(=うつ状態)はほぼ必発です。

正直、若い人はうつ状態にはなっても、うつ病にはなりにくいです。

ただ、うつ病でないからといって、治療が必要ないわけではなく、しっかりと治療が必要です。

うつ(=うつ状態)の症状

中核症状(基本的な3つの症状)

①憂うつな気分
気分が沈み、何をしても楽しくない状態が続く

②興味、喜びの喪失
今まで楽しめていたことで楽しめない、興味が沸かない、何をしても気持ちが上向かない

③疲れやすい、慢性的な倦怠感
常に疲れていて、何をするにもエネルギーが湧かない

付随症状(よく一緒に出る症状)

専門家が特に重要視する項目

※逆に、上記にあてはまらない症状はうつ(=うつ状態)とは異なります(ざっくりな話ですが)。

うつ(=うつ状態)の治療〜3つの柱

うつ(=うつ状態)の治療は次の3つです:①休養、②薬、③環境/ストレスの調整

もちろん、このほかに心理療法も入ってきますが、これについては私たちがやることです。患者様としては、上記の3つを意識して頂きます。

①休養

治療が必要なうつと考える場合、仕事があればできれば休職を考えます。仕事のない方の場合は1人の時間を作る、自分のために時間を使うなどを指導します。

1人1人、うつの原因が異なるため、患者様に応じた指導を行います。

②薬

うつ病(脳の病気)と考える場合は必ず薬を使用します。脳の病気=身体の病気であるからこそ、薬がよく効きます。

うつ(=うつ状態)の場合にはその限りではありません。安定剤や睡眠薬、漢方なども含めて、患者様と相談しながら方針を決めます。

もちろん、薬を使わないで治療を進めるすることも多いです。

③環境/ストレスの調整

これが1番重要かも知れません。これについても1人1人、うつの原因が異なるため、患者様に応じた指導が必要です。

職場環境の調整、人間関係の見直し、生活リズムの改善など、根本的な原因に向き合うことが大切です。

うつって治るの?〜希望を持ってほしいこと

私たちがある程度自信を持って言えることは、
『うつ(=うつ状態)は必ず治る』ということです。

患者様によって良くなるまでの時間はまちまちですが、良くなります。(まちまちとは言え、1年以上も休職している場合は治療がうまくハマっていません)

「良くなるわけない」「もう終わりだ」と考える、その思考こそがうつの症状です。

うつは良くなります。信じて治療を続けましょう。

細かいことを言うと、確かにうつ症状がくすぶり続ける方もいらっしゃいます。その場合はパーソナリティの問題を抱えた方が多く、治療がうまく進まないこともあります。

これについても何かのきっかけで改善傾向となりますので、そのきっかけ探しが重要です。

原因・メカニズム

うつ病は、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質のバランスが崩れることで発症します。ストレス、遺伝的要因、環境要因などが複合的に関与しています。決して気の持ちようや甘えではなく、脳の病気です。

放置するリスク

当院の診断アプローチ

症状の種類、程度、期間を詳しく伺います。身体疾患や他の精神疾患との鑑別も行い、総合的に診断します。必要に応じて血液検査なども実施します。

「笑顔での卒業」
に向けた治療方針

当院では、スタンダード(標準)なガイドラインに基づいた治療を誠実に提供し、
最終的な卒業(終診)を見据えたサポートを行います。

まずはしっかり休むことが最優先です。必要に応じて診断書を発行し、休職や負担軽減をサポートします。
抗うつ薬を中心とした標準的な薬物療法を行います。効果が現れるまで数週間かかりますが、焦らず継続することが大切です。
症状が安定したら、ストレス対処法や生活リズムの見直しを通じて再発を防ぎます。最終的には減薬・終診を目指します。

よくあるご質問

家族がうつ病かもしれません。どう接すればいいですか?

まずは「頑張れ」などの励ましは避け、話を聞いて寄り添うことが大切です。また、早めに専門医の受診を促してください。ご家族だけでのご相談も受け付けています。

はい、適切な治療により多くの方が回復します。薬物療法と精神療法を組み合わせ、患者さま一人ひとりに合った治療を行います。焦らず、ゆっくりと治療を続けることが大切です。

適応障害は明確なストレス要因があり、その要因から離れると症状が改善します。うつ病は原因が不明確で、より重症かつ持続的な症状が特徴です。診察で鑑別します。

個人差はありますが、適切な治療を受ければ、多くの方が数週間〜数ヶ月で改善を実感できます。焦らず、じっくりと治療を続けることが大切です。

症状が改善した後も、再発予防のために一定期間(6ヶ月〜1年程度)は服薬を継続することが推奨されます。その後、徐々に減薬し、最終的には中止を目指します。

うつ病は脳の病気であり、決して甘えや気の持ちようではありません。セロトニンなどの神経伝達物質のバランスが崩れることで発症します。適切な治療を受ければ回復する病気です。

監修・執筆者情報

患者さまの良き理解者として
自然な笑顔を取り戻すために

院長 桑江 靖(くわえ やすし)

琉球大学医学部卒
日本精神神経学会所属 / コンサータ・ビバンセ登録医 / 荖原病院 連携医療機関 / 東京医療センター 登録医 / 厚生中央病院 登録医
平成3年6月より成人から老年までの精神疾患の診断治療の研鑽を積み
2017年大岡山メンタルクリニック開業。

院長 桑江 靖(くわえ やすし)