介護は長期間続くため、「長期間できること」を前提に計画しなければなりません。無理をすると介護者がうつになったり、介護殺人などの悲劇につながります。介護は楽をしてください。日本には介護制度がたくさんあります。デイサービスや訪問介護を活用し、必要に応じて施設入所も検討しましょう。
介護度が3を超えると自宅での介護が難しくなります。また、不眠、徘徊、暴言/暴力、妄想などの周辺症状が出てくると、物忘れは軽度でも自宅での介護が困難です。無理をせず、プロに任せることも選択肢の一つです。
まずは精神科を受診してください。診断を受けることで、介護保険の申請やケアマネージャーとの連携が可能になります。早期に医療・介護につながることが、ご本人にとってもご家族にとっても重要です。
加齢による物忘れは「何を食べたか忘れる」程度ですが、認知症では「食べたこと自体を忘れる」ことが特徴です。また、認知症では日常生活に支障をきたす程度の記憶障害や判断力の低下が見られます。
現在の医療では、認知症を完全に治すことは難しいです。しかし、アルツハイマー型認知症では進行を遅らせる薬があります。また、不眠、徘徊、暴言などの周辺症状は薬でかなり改善できます。早期発見・早期治療が重要です。