過去には『分裂病』と言われていました。
躁うつ病(=双極性障害)と並んで、精神科領域における2大精神病であり、脳の病気です。
やはり躁うつ病と同様、20~30歳代の発症が多く、家族に遺伝負因があることが多いです。
脳内でドーパミンが多くなっていると考えられており、薬による治療が必要です。
症状は大きく、陽性症状と陰性症状に分かれます。
通常、若い頃に陽性症状で発症し、その後、再発や再燃を繰り返すうちに陰性症状が目立ってくるのが一般的です。
陽性症状が目立つ場合にはクリニックレベルの治療では何ともならず、精神病院への入院が必要です。
軽度の場合はクリニックでの治療でも落ち着く場合はありますが、クリニックか精神病院か迷う場合には、東京都であれば東京都医療機関サービス『ひまわり(TEL:03-5272-0303)』に相談してみましょう。
躍うつ病(=双極性障害)と同様、『治る病気』ではなく、『付き合っていく病気』です。
抗精神病薬による治療が重要であり、基本的に薬は半永久的に内服を続けることが推奨されます(もちろん減量は可能です)。
「治らないのか…」と気落ちする必要はありません。統合失調症も身体の病気(脳の病気)であり、その意味では糖尿病や高血圧などと同じです。
糖尿病も高血圧も現在の医療では基本的に『付き合っていく病気』です。薬を飲みながら普通に生活でき、仕事の継続や家庭を作ることも可能です。
また、薬には飲み薬、貼り薬、1ヶ月効果のある注射薬など、様々な選択肢があり、薬が切れないよう模索、工夫していくことが大切でしょう。
脳内でドーパミンが過剰になっていることが主な原因と考えられています。前頭葉や側頭葉などの脳の機能異常も指摘されています。遺伝的要因が大きく、家族に統合失調症や躁うつ病の方がいる場合、発症リスクが高まります。
幻聴や妄想などの陽性症状、無気力や感情の平板化などの陰性症状を評価します。発症時期、家族歴、症状の経過を総合的に判断し、他の精神疾患との鑑別も行います。重症度に応じて、外来治療が可能か入院が必要かを判断します。